2 「神様はどんなことでもでき、しかも、だれも神様を制止できないことがわかりました。
3 向こう見ずにも神の摂理を否定する者はだれか、とお尋ねですが、それはこの私です。 私は何もわかっていないことを口走り、及びもつかない不思議を論じていました。
4 『わたしの言うことをよく聞け! おまえに質問するから、答えられたら答えてみろ』とのことでしたね。
5 私には、こう申し上げるほかありません。 『神様のことはずっと前から聞いていましたが、今はこの目ではっきり見たのです。
6 つくづく自分にいや気がさしました。 私はちりと灰の中で悔い改めます。』」
7 神様はヨブに語り終えたのち、テマン人エリファズにこう言いました。「おまえと二人の友人には、全く腹が立つ。 おまえたちがわたしについて言ったことは、わたしのしもべヨブほど正しくなかったからだ。
8 今、若い雄牛七頭と雄羊七頭をヨブのところへ引いて行き、完全に焼き尽くすいけにえをささげてもらえ。 ヨブはおまえたちのために祈るだろう。 わたしは彼の祈りを聞き入れる。 ヨブについてまちがったことを言った罪のために、おまえたちを滅ぼしはしない。」