1-3 神様はモーセとアロンに命じました。 「さらに、わたしが定めた別の法律を教えよう。 傷もなく一度も仕事をしたことのない、赤い雌牛を一頭引いて来させなさい。 それを祭司エルアザルに渡し、野営地の外に引いて行き、彼の目の前で殺せ。
4 エルアザルは牛の血を指で取り、神の天幕の正面に七度まく。
5 そのあと、彼の目の前でその雌牛を焼け。 皮も肉も血も糞も、みな焼け。
6 その火の中へ、エルアザルが杉の木とヒソプの枝と赤い糸とを投げ込む。
7 それがすんだら、着物と体を洗いきよめる。 これでもう野営地に戻れるが、夕方までは汚れたままだ。
8 雌牛を焼いた者も着物と体を洗いきよめるが、同じように夕方まで汚れたままだ。
9 それから、汚れていない者が灰を集め、野営地の外のきよめられた場所に置いて保存する。 その灰で、人々の汚れをきよめる儀式に使う水をつくるのだ。
10 灰を集めた者も着物と体を洗いきよめるが、夕方までは、やはり汚れたままだ。 イスラエルの人々も、いっしょに住んでいる外国人もみな、永遠にこの法律を守らなければならない。
11 人の死体にさわったら、だれでも七日間は汚れる。
12 三日目と七日目に、赤い雌牛の灰を入れた水で体を洗えばきよめられるが、三日目にこの儀式をしないと、七日たっても、まだ汚れたままだ。
13 死体にさわったのに、決まりどおり体を洗いきよめないのは、神の天幕を汚すのと同じことだ。 そんな不届き者は追放しなさい。 きよめの水をかけなかったので、まだ汚れたままだからだ。
14 テントの中で人が死んだ場合は、次のようになる。 そのテントに入る者も、そのとき中にいた者もみな、七日間は汚れる。
15 人だけでなく、中にあるふたのない入れ物も汚れる。
16 また、戦争その他の理由で死んだ者の死体に野外で触れた者、骨や墓にさわった者も、七日間けがれる。
17 それをきよめるには、まず汚れをきよめる赤い雌牛の灰を器に入れ、わき水を加える。
18 それから、汚れていない者がヒソプの枝をその水に浸し、テントと中にある水さしや皿、中にいて汚れた者などに振りかける。 また骨や、殺されるかその他の理由で死んだ者の死体や、墓にさわった者にも振りかける。
19 三日目と七日目に、このようにする。 それから、本人が着物と体を洗いきよめる。 そうすれば、七日目の夕方には汚れからきよめられるのだ。
20 身が汚れたのにきよめようとしない者は、神の聖所を汚したのだから追放される。 彼はきよめる水を体にかけなかったので、汚れたままだ。
21 この法律は永遠に変わらない。 水を注ぎかける者も、あとで着物を洗いきよめる。 水に触れた者はだれでも、その日の夕方まで汚れるのだ。
22 また、汚れた者がさわるものもみな、夕方まで汚れる。」