1-2 神様はさらに、イスラエルの人々が守る規則を、モーセに示しました。 「男でも女でも、ナジル人になると誓って、特別にわたしに身をささげる時は、
3-4 その間、強い酒、ぶどう酒、グレープジュースを飲んでも、ぶどうと干しぶどうを食べてもいけない。 ぶどうから採れるものは、種や皮でも、いっさい食べないようにしなさい。
5 その間は髪を切ってもいけない。 きよい者としてわたしに身をささげているのだから、髪は伸びるままにしておきなさい。
6-7 誓いの期間中は死体に近づいてはいけない。 たとい、親、兄弟、姉妹でもいけない。
8 その間はきよい者として、わたしに身をささげているからだ。
9 偶然だれかが死ぬところに居合わせて汚れてしまった場合は、七日後に頭をそれば、汚れはきよめられる。
10 そして八日目に、山鳩か若い鳩を二羽、神の天幕の入口にいる祭司のところへ持って来なさい。
11 祭司は、一羽を罪が赦されるためのいけにえ、もう一羽を完全に焼き尽くすいけにえとしてささげ、汚れをきよめる儀式をしなければならない。 こうしてから、誓いをし直し、もう一度髪を伸ばす。
12 それ以前の期間は無効だから、あらためて誓いを立て、初めからやり直すのだ。 罪を償ういけにえとして、一歳の雄の子羊を引いて来なさい。
13 わたしに身をささげると誓った期間が終わったら、神の天幕の入口に行き、
14 傷のない一歳の子羊を、完全に焼き尽くすいけにえとしてささげなさい。 また、罪が赦されるためのいけにえとして傷のない一歳の雌の子羊を、和解のいけにえとして傷のない雄羊をささげる。
15 さらに、イースト菌抜きのパン一かご、オリーブ油と上等の小麦粉で作ったドーナツ型のパン、油を塗ったせんべいなどの、穀物の供え物を、飲み物の供え物といっしょにささげる。
16 祭司はこれをみな神の前にささげる。 初めに、罪が赦されるためのいけにえと、完全に焼き尽くすいけにえ、
17 次に、和解のいけにえの雄羊とイースト菌抜きのパン一かごとをいっしょにささげ、最後に穀物と飲み物の供え物をささげる。
18 それから、神の天幕の入口で、誓いのしるしの長い髪を剃りなさい。 剃った髪は和解のいけにえの火にくべる。
19 頭を剃り終わったら、祭司は焼いた子羊の肩とイースト菌抜きのドーナツ型のパン一個、せんべい一枚を、その人の手に載せる。
20 そして、いけにえであることを示すために、わたしの前で、それをささげるしぐさをする。それは、みなきよいもので、わたしの前でそのしぐさをした胸の肉、肩の肉とともに祭司のものとなる。 こうしてはじめてナジル人の誓いが解け、ぶどう酒を飲めるようになるのだ。
21 以上が、ナジル人として身をささげる期間が終わった時にささげるいけにえについての規則だ。 ナジル人になる誓いをした時に、規定以外の物もささげると約束した場合は、それを持って来なければならない。」
22-23 さて、神様はモーセに命じました。 「アロンとその息子たちに人々を祝福させなさい。
24-26 『どうか、神様があなたがたを祝福し、守られるように。 あなたがたを喜んでくださるように。 やさしく親切にし、平安を与えてくださいますように』と。
27 このように、アロンとその息子たちが祈るなら、わたしも人々を祝福しよう。」