民数記 5 JLB

1-2 神様はさらに、モーセに命じました。 「らい病人、傷口のふさがらないけが人、死体にさわって汚れた者は、野営地から追放するように言いなさい。 

3 野営地が汚れないように、そんな者は、男でも女でも遠ざけなさい。 わたしがおまえたちの中に住んでいるからだ。」 

4 このことも、命令どおりに行なわれました。

5-6 それから、神様はまた命じました。 「男だろうが女だろうが、神に対して不誠実であったり、だれでも人に悪を行なう者は、 

7 罪を告白し、総額を弁償しなければならない。 さらに、盗んだ全額の二割増しを、被害者に返さなければならない。 

8 被害者が死に、近親者もいない場合は、罪を償うためにささげる子羊といっしょに、その金は神のものであり、祭司に差し出す。 

9-10 イスラエルの人々がわたしにささげる物は、みな祭司のものとなる。」

11-12 また神様は、こうも命じました。 「人々に言いなさい。 人妻が姦通したのに、 

13 現場をおさえることができず、証拠もなく、証人もいない場合、 

14 また、夫が嫉妬のあまり妻を疑った場合、 

15 彼女を祭司のところへ連れて行きなさい。 その時、油や香料を混ぜない大麦の粉を三・六リットル持って行きなさい。 それは、彼女が白か黒かをはっきりさせるためにささげる、疑いの供え物だ。

16  祭司は彼女を、神の前に連れて行きなさい。 

17 それから、土の器にきよい水をとり、それに、神の天幕の床のちりを混ぜる。 

18 さらに女の髪をほどかせ、夫の疑いが正しいかどうかを決めるために、女の手に疑いの供え物を載せる。 そして、のろいをかける苦い水の入った水がめを持って、女の前に立ち、 

19 女に身の潔白を誓わせてから、こう言うのだ。 『夫以外の男と寝たことがなければ、この水を飲んでも何ともない。 

20 だが、もし姦通したのであれば、 

21-22 おまえは神様にのろわれる。 その証拠に、ももは腐り、腹はふくれ上がるだろう。』 そのとき女は、『それでもかまいません』と答える。

23 祭司はのろいのことばを書きつけ、苦い水の中に洗い落とす。

24 〔有罪ならば〕、祭司が女にその水を飲ませると、腹の中で苦くなる。

25  そのあと、女の手から疑いの供え物を取り、神にささげるしぐさをし、祭壇に持って行きなさい。 

26 それを一つかみ祭壇の上で焼き、女に水を飲めと命じる。 

27 女が姦通して汚れていれば、水は腹の中で苦くなり、腹はふくれ、ももは腐りだす。 こうして、のろわれたことがはっきりするのだ。 

28 しかし潔白であれば、害も受けず、まもなく子を宿すようになる。

29  これは嫉妬についての法律だ。 妻が姦通した場合、 

30 または夫が嫉妬して妻を疑った場合に、彼女をわたしの前に連れて来て、法律どおり祭司にさばいてもらうのだ。 

31 その結果、彼女が恐ろしい病気にかかっても、もともと自分が悪いのだから、夫はさばかれない。」

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