民数記 17 JLB

1-3 それから、神様はモーセに命じました。 「部族長たちに、自分の名を彫った杖を持って来させなさい。 アロンの名はレビ部族の杖に彫る。 

4 十二本の杖を神の天幕の契約の箱の前、わたしがあなたと会う場所に置きなさい。 

5 この杖で、わたしがだれを選ぶかを決めよう。 わたしの選んだ者の杖は芽を出すのだ。 これだけはっきりさせれば、彼らも不平は言わなくなるだろう。」

6  十二人の部族長は、それぞれモーセのところに杖を持って来ました。 もちろん、アロンのも入っています。 

7 モーセは、天幕の奥の神様の前にそれを置きました。 

8 翌日そこへ行ってみると、レビ部族を代表するアロンの杖が芽を出し、花が咲き、アーモンドの実がなっているではありませんか。

9  それを持って来て見せると、人々はあっけにとられ、ただ見つめるばかりです。 それでも、部族長たちは気を取り直し、自分の杖を引き取りました。 

10 「アロンの杖を、この事件の苦い思い出として、いつまでも契約の箱のそばに置きなさい。 アロンの権威を疑う者がまた出たら、それを見せてやるのだ。 この杖はこれからも、いろいろな災難を防いでくれるだろう。」 神様がこう命じたので、 

11 モーセはそのとおりにしました。

12-13 ところが人々は、それでもこりずに不平を言うのでした。 「これじゃあ、みんな死んだも同然だ。 神の天幕に近づくだけで死ぬんじゃ、だれも助かりっこないじゃないか。」

チャプター

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36