民数記 23:1-11 JLB

1  バラムは王に言いました。 「ここに、祭壇を七つ築き、若い雄牛と若い雄羊を七頭ずつ用意していただきましょう。」

2  王は指図どおり、雄牛と雄羊を一頭ずつ、それぞれの祭壇の上でいけにえとしてささげました。

3-4 「ここでお待ちください。 神様が何と言われるか聞いてまいりましょう。」 こう言うと、バラムは木も生えていない山の頂上に登って行きました。 そこへ神様が現われたので、バラムは言いました。 「七つの祭壇を用意し、それぞれに若い雄牛と雄羊を一頭ずつ、いけにえとしておささげいたしました。」 

5 神様は王に伝えることを教えました。

6  戻ってみると、王はモアブの指導者全員とともに、完全に焼き尽くすいけにえのそばに立っています。 

7-10 バラムは言いました。「王様、あなた様は私を東のアラムの国から呼び寄せ、『イスラエル人どもをのろい、全滅させてくれ』とお頼みになりました。ああ、しかし、神様がのろわないのに、どうしてのろえましょう。神様が滅ぼすと言われないのに、どうして滅びると言えましょう。山のいただきから眺め、丘の上からよく見ると、イスラエル人はどの国民とも違います。あんな国民は見たこともありません。まるで海辺の砂のように大ぜいで、とても数えきれません。死ぬ時は、私もイスラエル人のようにしあわせに死にたいものです。」

11  「なんだと! 敵をのろってくれとは頼んだが、祝福しろと言った覚えはないぞ。」