1 イスラエル人がエジプトを出てから二年目の三月に、神様はシナイ半島でモーセに命じました。
2-3 「国民はみな、毎年三月二十八日(ユダヤ暦の一月十四日)に過越の祭りをしなければならない。 祭りは夕方から始める。 すべてわたしの言うとおりに行なうのだ。」
4-5 そこでモーセは、その場所で、三月二十八日の夕方から過越の祭りを始めるようにと言いました。 神様が命じたとおりです。
6-7 ところが、まずいことが起きました。 何人かの人が葬式の席で死体にさわり、身を汚したのです。 そのままでは過越の子羊は食べられません。 その人たちはモーセとアロンのところに来て、事情を説明しました。 「死体にさわって汚れたので、神様の命令どおり、いけにえをささげることができません。 いったいどうしたらいいでしょう。」
8 モーセが、「神様にうかがってみましょう」と言って祈ると、
9 神様はこうお答えになりました。
10 「今後、だれでも、過越の祭りの時に死体にさわって体を汚したり、旅行中だったりして祭りが守れない時は、一か月後に守ればよい。