2 ところが、それを偶像に願い求めるとは、なんと愚かなことをしたのでしょう。 占い師の言うことは、ばかげた偽りだけです。 実現しないことを言われて、安心しようというのですか。 ユダとイスラエルは、迷子の羊のように迷い出たのです。 守ってくれる羊飼いがいないので、攻撃の的にされているのです。
3 「わたしの怒りは、おまえたちの羊飼いである指導者に向かって燃え上がる。 わたしは、この悪党の雄やぎどもを罰する。 天の軍勢の主であるわたしは、自分の群れの羊であるユダを助けに来たのだ。 彼らを強くし、戦場を誇らしげに駆ける軍馬のようにする。
4 この群れから、礎石が、すべての人の望みである杭が、戦いを勝利に導く弓が、全地の支配者が、出て来る〔これらはみなメシヤを指す〕。
5 彼らは神のために戦う勇士となり、敵の顔をどろに押しつけ、踏みつける。 わたしが共に戦うので、敵は全滅する。
6 わたしはユダを、そして、イスラエルをも強くする。 彼らを愛しているので、建て直すのだ。 彼らは、一度もわたしに捨てられたことがない者のようになる。 神であるこのわたしが、彼らの叫びを聞き届けるからだ。
7 彼らは勇士のようになる。 ぶどう酒に酔った時のような喜びを味わい、子供たちも神のあわれみを知って喜ぶ。 神にあって喜びにあふれる。
8 わたしが口笛を吹くと、みな駆け寄って来る。 わたしが彼らを再び買い戻したからだ。 残っている者は少ないが、以前と同じように人口が増える。