1 その時、一つの泉がわきいで、イスラエルとエルサレムの住民を、罪と汚れからきよめる。」
2 天の軍勢の主は宣告なさいます。 「その日、わたしはこの地にはびこる偶像礼拝を、跡形も残さず取り除く。 偶像の神々の名さえ、すっかり忘れ去られる。 偽預言者や占い師も、一掃される。
3 それでも懲りずに偽りの預言をする者は、両親に切り殺される。 両親はその時、『神様の名を使って偽りの預言をするようなやつは、死ねっ』とどやしつけるであろう。
4 それで、預言する力を自慢する者はいなくなる。 また、人の目を欺こうとして預言者の装束を着る者もない。
5 彼は、『私は預言者じゃありません。 農夫ですよ。 若い時からずっと、土地を耕して暮らしを立ててきたのです』と言う。
6 『それなら、胸と背中にある傷〔偽預言者が自分でつける傷〕は何ですか』と聞かれると、『友だちの家でけんかした跡です』と答える。」
7 天の軍勢の主はお語りになります。 「剣よ、目を覚まして、わたしの友であり、仲間である羊飼いに切りかかれ。 その羊飼いを打ち殺せ。 そうすれば、羊は散り散りになろう。 だが、わたしは戻って来て、子羊をいたわり、介抱する。
8 イスラエルの全国民の三分の二が殺され、死に絶える。〔このことはすでに何度か起こっている。 紀元七十年のローマ軍や、ヒットラーによる虐殺〕 三分の一だけが、その地に残る。
9 わたしは、その残った三分の一を、金や銀を精錬するように、火の中を通して純化する。 彼らはわたしの名を呼び、わたしはその声に答える。 わたしが『これはわたしの国民だ』と言うと、彼らが『主はわたしたちの神様です』と答える。」