1 レバノンよ、さあ、扉をひらけ。 審判が下される。 おまえの森が火で焼き尽くされるように、おまえは滅ぼされる。
2 糸杉よ、声を出して泣け。 すべての杉が倒れてしまうからだ。 高くそびえ立つ見事な木も全部だ。 バシャンの樫の木よ、恐ろしさのあまり泣き叫べ。 いちばん深い森まで切り倒されるのを見るからだ。
3 悪質な羊飼い、イスラエルの指導者たちの悲痛な叫びを聞け。 彼らの富が失われてしまうからだ。 若いライオンのほえる声を聞け。 王子たちが泣いているのだ。 茂みの豊かなヨルダン渓谷が、荒れ果ててしまうからだ。
4 それから、神様はこうお語りになりました。 「さあ、殺されるための肥えた羊の群れを養う羊飼いになれ。
5 これは、わたしの国民の姿を表わしている。 彼らは悪い指導者どもに売り渡され、殺されている。 しかも、指導者は罰せられない。 わたしの国民を裏切った者たちは、『神様、ありがとうございます。 おかげで、こんなに裕福になりました』と言う。 というのは、この羊飼いは、容赦なく羊を売り飛ばしてしまったのだ。