ゼカリヤ書 8:9-16 JLB

9 天の軍勢の主はこうお語りになります。 「さあ、工事を続け、完成させよ。 もう耳にたこができるほど、聞いたことだ。 神殿の基礎工事が始まって以来、預言者たちは口をすっぱくして、完成のあかつきには祝福が待っている、と言い続けているのだから。 

10 工事が始まる前には、仕事も収入もなく、安全も保証されていなかった。 町を出たら、戻れる保証はなかった。 悪がはびこっていたからだ。

11 だが今は、すべてが変わった。 

12 おまえたちの間に平和と繁栄の種をまいているからだ。 穀物の収穫は増え、ぶどうの枝は実の重みでたれさがる。 雨に恵まれて、土地は豊かになる。 この地に残った人々に、この祝福がすべて与えられる。 

13 『ユダのように貧しくなるがいい。』 人をのろう時、外国人はそう言った。 だが、それもこれまでだ。 今からは、ユダはのろいのことばではなく、祝福のことばとなる。 人々は、『ユダのように栄え、しあわせであるように』と言うだろう。 だから、恐れるな。 気落ちするな。 神殿再建の工事を続けよ。 

14-15 そうすれば、必ずおまえたちを祝福する。 わたしが心変わりするかもしれないなどと、思ってもみるな。 おまえたちの先祖がわたしを怒らせた時、わたしは必ず罰すると約束し、そのとおり実行した。 だから、おまえたちを祝福するというこの約束も変えることはしない。 

16 これがおまえたちの果たすべき役割だ。 真実を語り、だれに対しても公平であれ。 すべての人と仲良く、平和に暮らせ。