ヨブ記 1:2-3-9 JLB

2-3 子宝に恵まれ、息子が七人、娘が三人もいました。 それに、羊七千頭、らくだ三千頭、五百くびきの牛、雌ろば五百頭がいる上に、大ぜいの召使をかかえる億万長者でした。 名実ともに、その地方きっての大牧場主だったのです。

4  毎年、ヨブの息子たちは、誕生日ごとに、自宅へ兄弟姉妹を招いて祝賀会を開き、飲み食いして陽気にはしゃぐことにしていました。 

5 時には数日に及ぶこの誕生パーティーが終わると、ヨブは決まって子供たちを呼び寄せ、彼らの身をきよめる儀式を行ないました。 彼は朝早く起き、子供たち一人一人のために、完全に焼き尽くすいけにえをささげるのでした。 彼は口ぐせのように、「息子たちが、もしかしたら罪を犯し、心の中で神様に背いたかもしれない」と言っていたからです。 この儀式はヨブの年中行事の一つになっていました。

6  ある日、御使いたちが神様の前に出た時のことです。 その中に、告発者のサタンもいました。

7  神様はサタンに問いただしました。 「おまえはどこから来たのか。」「地球のパトロールから帰って来たところでさ。」

8  「わたしのしもべヨブを知っているか。 彼は世界でいちばんの人格者だ。 神は敬うし、一点の非の打ちどころもない。」

9  「あたり前ですよ。 あなたが特別ひいきにしているんだから。