1 ところが、今はどうだ。 わしより若い連中が、わしをばかにする。 連中の父親は、わしの家の番犬にも劣るというのに。
2 彼らには強力なうしろだてがある。 だがそれも、実際は張り子の虎にすぎない。
3 彼らはききんで骨と皮になり、荒れ果てて陰気な不毛の地や砂漠に放り出される。
4-5 食べる物といえば木の根や葉ばかりの、人里離れた所へ追いやられる。 どろぼうか何かのように、人々は大声をあげて追い払う。
6 足のすくむような谷の斜面、洞窟、岩場が、彼らの住みかとなる。
7 やぶの中で獣のようにうめき、雨露をしのぐために、いら草の下に群がって体をすり寄せるのだ。