6 口を開きました。 「ぼくは若いし、皆さんは人生の大先輩だ。 だから遠慮して、今まで黙っていた。
7 亀の甲より年の劫って言いますからね。
8-9 しかし、年をとれば必ずりこうになるってものじゃないんだ。 人を聰明にするのは、人のうちにある神の霊だ。
10 だから、しばらくぼくの言うことを聞いてもらいたい。
11-12 ぼくはこれまで、じーっと皆さんの言い分を聞いてきた。 ところが皆さんは、ヨブさんに罪を認めさせることも、彼が罪人であることを証明することもできなかった。
13 『人に罪を認めさせるのは神様だけだ』などと、言いわけしないでもらいたい。
14 ヨブさんが初めからぼくと議論していたら、ぼくは絶対、皆さんのような論法では答えなかった。