21-23 それは地面を前足でかき、自分の力を誇る。 いったん戦場に出ると何ものをも恐れず、矢が雨あられと降って来ようと、光る槍と投げ槍が飛んで来ようと逃げ出さない。
24 戦闘ラッパが鳴り渡ると、前足で激しく地面をかき、疾風のように敵陣へと駆けて行く。
25 ラッパの鳴るたびにヒヒーンといななき、遠くから戦いの匂いを嗅ぎつける。 ときの声と、命令を伝える指揮官の怒号を聞いてこおどりする。
26 おまえは、鷹がどのようにして高く舞い上がり、南方さして翼を広げるかを知っているか。
27 鷲が崖の上に高くのぼって巣を作るのは、おまえの指図によるのか。
28 それは崖の上に住み、自然の要害を住みかとする。
29 そこから、はるか遠くにいる獲物をうかがう。