10 それを怒らすほど勇気のある者はいない。 まして、それを征服するなど大それた話だ。 だれ一人その前に立ちはだかることができない。 だとしたら、だれがわたしの前に立てようか。
11 わたしはだれにも借りがない。 天の下にあるものはみな、わたしのものだ。
12 またレビヤタンには、手足と巨大な体にみなぎる、途方もない力がある。
13 だれがその厚い皮をはぎ、重なり合ったうろこの間に入れるか。
14 その鋭い歯は見るからに恐ろしい。
15-17 ご自慢の、うろこがびっしり重なり合ったよろいは、密封してあって空気も通さず、どんな物もそれを刺し通せない。
18 それがくしゃみすると、陽の光は霧ごしにいなずまのように光り、その目は火花のように輝く。