サムエル記下 19:19-26 JLB

19 「陛下、何とぞお赦しください。 エルサレムから落ちのびられた陛下に、取り返しもつかないほどの悪いことをしてしまいましたが、どうか、水に流してください。 

20 大それた罪を犯してしまったと、重々反省しております。 それで、きょう、ヨセフ部族の中でも、一番乗りして陛下をお迎えに上がろうと存じまして……。」

21  アビシャイがさえぎりました。 「こいつめ。 打ち首に決まっておるわ! 神様に選ばれた王をのろったんだからな。」

22  ダビデはそれをとどめました。 「そんなことばは控えろ! きょうは処罰の日ではなく、祝宴の日だ! わしがもう一度、イスラエルの王に返り咲けたのだからな!」

23  それからシムイに、「おまえの命を取ろうとは思わんぞ」と誓ってやりました。

24-25 ところで、サウルの孫メフィボシェテが、王を迎えようとエルサレムからやって来ました。 彼は王がエルサレムを逃れた日以来、足も着物も洗わず、ひげもそらずに過ごしていたのです。王は、「メフィボシェテ、どうしていっしょに来てくれなかったのだ」と尋ねました。

26  「陛下、あのツィバが欺いたのでございます。 私はツィバに、『王について行きたい。 ろばに鞍を置け』と命じました。 ご承知のように、足が思うようになりませんもので。