サムエル記下 3:27-33-34 JLB

27 ヘブロンに着いたアブネルを、ヨアブは個人的な話があるように見せかけて、町の門のわきへ呼び出しました。 ところが、やにわに短剣を抜き、アブネルを刺し殺してしまったのです。 こうして弟アサエルの仇を報いました。

28  この一件を知らされたダビデは、はっきり言い切りました。「わしは神様に誓う。 わしも国民も、このアブネル殺しの罪には全く関与しておらん。 

29 その責任は、ヨアブとその一家に降りかかるのだ。 ヨアブの家は子々孫々、癌やらい病にむしばまれ、不妊の者、飢え死にする者、剣に倒れる者が絶えないだろう。」

30  ヨアブとその兄弟アビシャイがアブネルを殺したのは、ギブオンの戦いで殺された、弟アサエルの仇を討つためでした。

31  ダビデは、ヨアブおよび彼とともにいた全員に布告しました。「アブネルのために嘆き悲しみ、喪に服すのだ。」 ダビデ王は墓地まで棺につき添いました。 

32 こうして、アブネルはヘブロンに葬られたのです。 王も国民もみな、墓のそばでおいおい泣きました。

33-34 「アブネル、どうして、ばかみたいな死にかたをしたのだ。」 ダビデは嘆き悲しみました。「おまえの手は縛られず、足もつながれなかったのに、おまえは暗殺された、悪い計略のいけにえとして。」国民はまた、アブネルのために泣きました。