16 行列が町に入って来るのを、サウルの娘ミカルは窓から眺めていました。 そして、神様の前で跳ねたり踊ったりしているダビデを見て、軽べつの気持ちがわいてきたのです。
17 神の箱は、ダビデが用意しておいた天幕に安置されました。 ダビデは神様に、完全に焼き尽くすいけにえと和解のいけにえをささげました。
18 それから、天地を支配なさる神様の名によって国民を祝福し、
19 だれかれの別なく、男にも女にもパン一個、ぶどう酒、干しぶどうの菓子一個をふるまいました。 それが終わると、みな家に引き揚げ、
20 ダビデも、家族を祝福するために戻って行きました。ところが、迎えに出たミカルは、皮肉たっぷりにこう言ったのです。「きょうは、なんとまあご立派な王様ぶりでしたこと! 道の真ん中、それも、女たちの前で裸におなりになるなんて!」
21 「わしはな、おまえの父やその一族にまさって、神様の国民イスラエルの指導者として、選んでいただいた。 その神様の前で、踊ったのだ。 神様に喜びを表わすためなら、たとい気違い呼ばわりされようとかまわん。
22 いや、ばかと思われてもよいのだ。 おまえの言う女たちは、きっとわかって敬ってくれるさ。」