1 翌年の春のことです。 再び戦いが始まり、ダビデは、ヨアブの率いるイスラエル軍を送り込んで、アモン人壊滅を計りました。 イスラエル軍はたちまちラバの町を包囲しましたが、ダビデ自身はエルサレムにとどまっていました。
2 ある夕暮れのことです。 寝つかれないままに、ダビデは宮殿の屋上をぶらついていました。 ふと町の方を見やると、入浴中の美しい婦人が目にとまったのです。
3 さっそく人をやり、その女のことを探らせました。 そして、エリアムの娘、ウリヤの妻バテ・シェバであることを突き止めたのです。
4 ダビデは女を召し入れました。 忍んで来た彼女と、一夜を共にしたのです。 彼女はちょうど、月経後のきよめの儀式を終えたところでした。 こうして彼女は家に帰りました。
5 しかし、このことで妊娠したことを知ると、人をやってダビデに知らせました。