サムエル記下 12:21-28 JLB

21 これには、家来のほうが、あっけにとられました。「陛下のなさりようはどうも解せません。 お子様が生きておいでの間は、泣いて断食までなさいましたのに、亡くなられたとたん、嘆きもなさらず、食事までなさるとは……。」

22  「子供が生きておる間は、断食をして泣いた。 『もしかしたら、神様があわれんで、回復させてくださるかもしれない』と思ったからだ。 

23 しかし、死んでしまった今、断食して何になる。 もう、あの子を呼び戻せはしない。 わしがあの子のところへ行くことはできても、あの子はここへは戻って来ないのだ。」

24  ダビデはバテ・シェバを慰めました。 彼女は、またみごもり、やがて男の子を産みました。 その子はソロモンと名づけられました。 その子を愛した神様は、 

25 預言者ナタンを遣わして、祝福のことばを贈りました。 ダビデは神様のお気持ちにこたえて、赤ん坊をエディデヤ〔「神に愛された者」の意〕という愛称で呼ぶことにしたのです。

26-27 そうこうするうち、ヨアブの率いるイスラエル軍は、アモン人の首都ラバを完全に包囲しました。 ヨアブはダビデに伝令を送りました。 「ラバとその美しい港は、もうわれわれのものです。 

28 どうか、残りの部隊を率いて、総仕上げをなさってください。 この勝利の栄冠を、私ではなく、陛下がお受けになりますように。」