サムエル記下 12:22-29-30 JLB

22  「子供が生きておる間は、断食をして泣いた。 『もしかしたら、神様があわれんで、回復させてくださるかもしれない』と思ったからだ。 

23 しかし、死んでしまった今、断食して何になる。 もう、あの子を呼び戻せはしない。 わしがあの子のところへ行くことはできても、あの子はここへは戻って来ないのだ。」

24  ダビデはバテ・シェバを慰めました。 彼女は、またみごもり、やがて男の子を産みました。 その子はソロモンと名づけられました。 その子を愛した神様は、 

25 預言者ナタンを遣わして、祝福のことばを贈りました。 ダビデは神様のお気持ちにこたえて、赤ん坊をエディデヤ〔「神に愛された者」の意〕という愛称で呼ぶことにしたのです。

26-27 そうこうするうち、ヨアブの率いるイスラエル軍は、アモン人の首都ラバを完全に包囲しました。 ヨアブはダビデに伝令を送りました。 「ラバとその美しい港は、もうわれわれのものです。 

28 どうか、残りの部隊を率いて、総仕上げをなさってください。 この勝利の栄冠を、私ではなく、陛下がお受けになりますように。」

29-30 そこでダビデは、残りの部隊を引き連れてラバへ乗り込み、町を占領しました。 目をみはるばかりのおびただしい戦利品が、エルサレムへ運び込まれました。 ダビデはラバの王の冠を取り、自らの頭上に戴きました。 冠は宝玉をちりばめた金製のもので、時価にして何億円という宝物でした。