サムエル記下 13:31-37-39 JLB

31  王はびっくりして立ち上がり、服を裂き、地にひれ伏すように、その場に倒れ込みました。 側近も、恐れと悲しみに包まれて服を裂きました。

32-33 ところが、そこへ王の兄シムアの子ヨナダブが駆けつけて、真相を伝えました。 「違います。 王子様方がみな殺されたのではありません! 殺されたのはアムノン王子だけです。 アブシャロム様は、タマル様のことがあった日から、ずっとこの機会をねらっていたのでしょう。 王子様方みなではありません。 アムノン王子だけです。」

34  アブシャロムが逃げたことは、言うまでもありません。 一方、エルサレムの城壁の上の歩哨は、山沿いの道から町へ向かって来る一群の人々を見たのです。

35  ヨナダブは王に言いました。 「ご覧ください! 王子様方がおいでになります! たったいま申し上げたとおりです。」

36  一行はすぐに到着し、声をあげて泣きだしました。 王も家臣も共に泣きました。 

37-39 アブシャロムは、アミフデの子であるゲシュルの王タルマイのもとに落ちのび、三年間とどまっていました。 一方ダビデは、アムノンの死については今はもうあきらめがついたので、アブシャロムに会いたいと思っていました。