サムエル記下 14:14-21 JLB

14 私どもはみな、いつかは死ななければなりません。 人のいのちは、地面にこぼれた水のようなもので、二度と集めることはできません。 もし陛下が、追放中のご子息様をお迎えになる道を講じなさいますなら、神様の末長い祝福がございますでしょう。 

15-16 このはしためが、息子のことでお願いに上がりましたのも、私と息子のいのちが、脅かされていたからでございます。 私は、『きっと王様は、訴えを聞き入れ、私どもをイスラエルから消し去ろうとしている者の手から、助け出してくださるだろう。 

17 そして、安らかな生活を取り戻させてくださるだろう』と思ったのです。陛下は神様の使いのようなお方で、善悪を正しくお裁きになれると存じております。 どうぞ、神様が陛下とともにおられますように。」

18  「一つだけ尋ねるが、よいか?」「どうぞ、おっしゃってください。」

19  「おまえを差し向けたのは、ヨアブではないか。」「陛下。 こうなれば、隠しようがございません。 仰せのとおり、ヨアブ様が私を遣わし、どう申せばよいかまで指示してくださいました。 

20 なんとか事態をよくしようと、あの方の取り計らわれたことです。 陛下は神様の使いのように賢くあられ、また、この地上のすべての事をご存じでいらっしゃいます。」

21  そこで王は、ヨアブを呼び寄せ、「わかった。 行って、アブシャロムを連れ戻してまいれ」と命じたのです。