サムエル記下 3:18-24-25 JLB

18  「今こそ、時がきたのだ! 神様が、『わたしはダビデによって、わたしの国民をペリシテ人から、また、すべての敵から救い出そう』とおっしゃったではないか。」 アブネルはきっぱり宣言しました。

19  アブネルはまた、ベニヤミン部族の指導者たちとも話し合いました。 それからヘブロンへ行き、イスラエルおよびベニヤミンの人々との会見の経過を、ダビデに報告したのです。 

20 二十人の部下を率いたアブネルを、ダビデは祝宴を張ってもてなしました。

21  アブネルはダビデのもとを辞する時、こう約束しました。 「帰りしだい、全イスラエルを召集いたします。 多年のお望みがかないますぞ。 全国民はきっと、あなた様を王に選ぶでしょうからな。」ダビデはアブネルを無事に送り出したのです。

22  ちょうど入れ違いに、ヨアブとダビデ軍の兵士たちが、戦利品をどっさりかかえて、奇襲攻撃から戻って来ました。 

23 ダビデ王のもとを訪れたアブネルとの話し合いが、極めて友好的だったと聞くと、 

24-25 ヨアブは王のもとへ飛んで行きました。 「あんまりではございませんか。 アブネルをむざむざお帰しになるなど、もってのほかですよ。 あいつの魂胆はご存じでしょう。 われわれを攻めるために、動静を探りに来たに決まっております!」