1 イスラエルは風を追い、つむじ風の番をしている。 全く危険な遊びだ。 エジプトやアッシリヤへ、援助を求めて贈り物をするが、その報いは価値のない約束ばかりだ。
2 だが、神様はユダをも告訴しておられる。 ユダもその行ないのゆえに、公正に罰せられる。
3 ユダの先祖ヤコブは、生まれるとき兄弟と争い、大人になってからは神様とさえ戦った。
4 まさに、彼は御使いと格闘して、勝ったのだ。 彼は御使いに、祝福してくれるようにと泣いて頼んだ。 ベテルでは、神様と顔と顔を合わせるようにして出会った。 神様は彼に語りかけた。
5 まことに、主は天の軍勢の神であり、「主」と呼ばれるにふさわしい方だ。
6 さあ、神様に立ち返り、愛と公正の原理に立って生活せよ。 いつも、神様から多くのものを期待せよ。
7 ところが、わたしの国民はその反対で、ずる賢い商人のように不正なはかりで物を売っている。 だますことが好きなのだ。
8 イスラエルは自慢そうに言う。 「私はこんな大金持ちになった。 みんな自分でもうけたんだ。」 だが、富は罪を贖うことができない。
9 わたしは、おまえをエジプトの奴隷生活から救い出した、その同じ主、同じ神だ。 わたしは、毎年の仮庵の祭りの時のように、おまえを再びテントに住まわせる。
10 わたしは預言者を遣わし、多くの幻やたとえや夢で警告した。
11 それなのに、ギルガルの罪は相も変わらず、おおっぴらに行なわれている。 まるで畑のうねのように幾段も祭壇が築かれ、偶像へのいけにえのために使われている。 ギルアデも、偶像を礼拝するばか者でいっぱいだ。
12 ヤコブはシリヤへ逃げ、羊の番をして妻をめとった。
13 神様はその国民をエジプトから連れ出すために一人の預言者を立て、彼らを導き、守るようにさせた。
14 それなのに、イスラエルは神様をひどく怒らせてしまった。その罪の支払いとして、神様は彼に、死の宣告を下されるのだ。