1 かつては、イスラエルが何か言うと、国々は恐れのあまり震え上がったものだ。 イスラエルが強力な君主だったからだ。 ところが、イスラエルはバアルを拝んで、滅びを決定的なものにした。
2 今や、人々は以前にもまして不従順になっている。 銀を溶かして鋳型に入れ、じょうずに偶像を作っている。 「これにいけにえをささげろ」と言い、その子牛像に口づけしている。
3 だから、彼らは朝もやのように、すぐ乾いてしまう露のように、風で吹き散らされるもみがらのように、また煙のように、消え去るのだ。
4 わたしだけがおまえの神だ。 そのことは、エジプトからおまえを連れ出した時から、ずっと変わらない。 わたしのほかに、神はいない。 ほかに救い主はいないからだ。