出エジプト記 1:11-19 JLB

11  そこで、イスラエル人を奴隷にしてしまおうということになりました。 きびしい監督を立て、重労働につかせるのです。 こうして建てられたのが、倉庫の町ピトムとラメセスです。 

12 ところが、いくらこき使い、締めつけをきびしくしても、いっこうに効果はありません。 むしろ、前より激しい勢いで人が増え続けるのです。 エジプト人は警戒して、 

13-14 ますますつらい仕事を押しつけました。畑で長時間の重労働をさせたうえに、粘土でれんがを作る激しい仕事もさせる、というぐあいです。

15-16 これほどにしても、まだ効き目がありません。 とうとう王は、シフラとプアというヘブル人(イスラエル人)の助産婦に、ひそかに命じました。 ヘブル人の男の子は生まれたらすぐ殺し、女の子だけを生かしておくようにというのです。 

17 ところが、助産婦たちは神様を恐れていたので、王の命令に従わず、男の子も生かしておきました。

18  王は二人を呼びつけ、問い詰めました。 「おまえたちは男の子を生かしておくそうだな。 なぜわしの命令に背いたっ!」

19  「陛下はご存じないでしょうが、ヘブルの女はとても丈夫で、簡単に赤ん坊を産んでしまうのです。 私たちが駆けつけた時には、もう生まれてしまっているのでございます。 エジプトの女と違って出産に手間取らないものですから。」