11 長い旅に備えて旅仕度のまま食べるように。 靴をはき、杖を持ったまま急いで食べる。 以後これを『主の過越の祭り』と呼ぶのだ。
12 今夜わたしがエジプトを通り過ぎ、国中の家々の長男と家畜の初子とを殺し、エジプトの神々にさばきを下すからだ。 わたしは主である。
13 戸口の柱に塗った血は、わたしに従うという証拠だ。 エジプトの地を打つ時も、血が塗ってある家は過ぎ越す。 その家の子供は安全だ。
14 この夜の重大な出来事を忘れないために、毎年、記念の祭りを祝わなければならない。 これは永遠に変わらない決まりだ。
15 祭りの期間は七日間、その間はイースト菌抜きのパンしか食べてはならない。 この規則を破る者は、だれであろうとイスラエルから除名される。
16 祭りの一日目と七日目に、全イスラエル人のために特別な集会を開く。 その日は、食事の準備以外はどんな労働もしてはならない。
17 この『種なしパンの祭り』を毎年行ない、いつも今日という日を、わたしがおまえたちをエジプトから救い出した日として記念せよ。子々孫々、この日を例祭としなければならない。 これは法律だ。