出エジプト記 32:2-3-9 JLB

2-3 「それなら、金のイヤリングをよこしなさい。」 アロンは答えました。そこで、男も女も子供たちまで、みな言われたとおりにしました。 

4 アロンはその金を火で溶かし、鋳型に入れ、道具を使って子牛の形に作りました。 「イスラエルばんざーいっ。 これこそ、われわれをエジプトから連れ出した神様だ。」 人々は大喜びで叫びました。

5 アロンは民が有頂天になっているのを見ると、子牛の前に祭壇を築いて布告しました。 「あすは神様のために盛大な祝いをしよう。」

6  人々は明くる朝はやく起き、子牛の像に、完全に焼き尽くすいけにえと和解のいけにえとをささげました。 そのあとが大へんです。 あたりに座り込んで食べたり飲んだりするかと思えば、立って踊りだす者も出るしまつです。 とんだ乱痴気さわぎになってしまいました。

7  それを知った神様は、モーセに命じました。 「大急ぎで山を降りなさい。 おまえがエジプトから連れ出した連中が、かってなことを始めた。 ひどくて目もあてられん。 

8 わたしのおきてをもう捨ててしまった。 子牛の像を作って礼拝し、いけにえまでささげ、『これこそ、イスラエル人をエジプトから連れ出した神だ』などと言っている。」

9  神様はさらに続けます。 「イスラエル人がどんなに強情で恩知らずの国民か、よくわかった。