出エジプト記 5:6-14 JLB

6 その日、王は腹立ちまぎれに、イスラエル人を使う監督と配下の人夫がしらたちに、命令を出しました。 

7-8 「以後れんが作り用のわらを与えてはならん。 しかも生産割り当ては一個たりとも減らすな。 荒野へ行って自分たちの神にいけにえをささげたい、などとぬかすのは、暇をもて余しているからだ。 

9 どんどん仕事をさせろ。 へとへとになるまでこき使え。 モーセやアロンのうそっぱちなどを聞いていると、どんな目に会うか、思い知らせてやるのだ。」

10-11 監督と人夫がしらは、さっそく全員に伝えました。 「王様の命令によって、これからはわらを渡さないことになった。 自分で捜せ。 ただし、れんがは前と同じだけ作るのだぞ。」 

12 たいへんなことになりました。 人々はあちこちに出かけて行って、必死でわらを集めるのでした。

13  それでも、監督は容赦しません。 「一日分の仕事は前と同じにちゃんとやれ。 言いわけは許さんぞ」ときびしく要求します。 

14 そして、イスラエル人の人夫がしらに、むちを振うのでした。 「きのうの割り当て分をちゃんと作らなかったな。 きょうも数が足りん。 怠け者めが。 命令どおりせっせと働け。」 とても無理なことをわめき散らすのです。