11 それから、こうお尋ねになりました。 「エレミヤよ、何が見えるかね。」「アーモンドの枝でできたむちが見えます。」
12 「よくわかったな。 そのむちは、わたしが必ず恐ろしい罰を下すというしるしだ。
13 さあ、今度は何が見えるかね。」「煮立っているなべが、南の方に傾き、ユダの上に煮え湯がこぼれているのが見えます。」
14 「そのとおり。 北からの恐怖が、この地の全住民に降りかかる。
15 わたしは北方の国々の軍隊に、エルサレムを攻めさせる。 彼らは都の門と城壁沿いに、またユダのほかの町々に、それぞれの王座をつくる。
16 このようにして、わたしの国民に罰を加える。 彼らがわたしを捨て、自分の手で作った神々を拝んだからだ。
17 さあ、立って身じたくを整え、出かけなさい。 わたしが伝えるとおりを彼らに語るのだ。 彼らをこわがるな。 さもないと、おまえを彼らの目の前で物笑いの種にするぞ。