エレミヤ書 11:13-19 JLB

13 ああ、わたしの国民よ。 おまえたちの神々は掃いて捨てるほどあり、バアルに香をたく恥の祭壇は、エルサレムのどの通りにもある。

14 だからエレミヤよ、もう、この国民のために祈ってはならない。彼らのために、泣いたり嘆願したりしてはならない。 わたしは、彼らが最後の土壇場になって助けを求めてきても、耳をふさぐことに決めた。 

15 わたしの国民は、どんな権利があって、わたしの宮に来るのか。 おまえたちは裏切り者で、ほかの神々を拝んできた。 おまえたちのいろいろな約束やいけにえが、今になって、滅びの運命をいのちと喜びに変えることができようか。 

16 わたしはかつて、おまえたちを「おいしい実をたくさんつける、美しい緑のオリーブの木」と呼んだ。 ところが今度は、おまえたちを焼き焦がし、丸坊主にするために、敵という火を送り込んだ。 

17 イスラエルとユダがバアルに香をたくという悪事を働いたため、木を植えたわたしが滅ぼせと命じたのだ。

18 神様は私に、彼らの計画をぜんぶ知らせ、その悪だくみを教えてくださいました。 

19 私は、屠殺場に引かれて行く子羊や牛のように、先にある危険に少しも感づいていませんでした。 まさか彼らが私を殺そうとしていようとは、夢にも思わなかったのです。 彼らは、「あの男を殺し、口を封じてしまおう。 殺して、やつの名を永久に葬り去ろう」と相談し合いました。