39 なぜこわされたのでしょう。 泣きわめく声を聞き、モアブの恥に目を留めなさい。 モアブは今、周囲の人たちにとって、恐怖とさげすみのしるしとなっています。
40 「モアブの上空を、不吉の使者のはげたかが輪を描いて飛んでいる」と、神様は言います。
41 町々は攻め取られ、要塞はつぶされます。 大の勇士も、産みの苦しみをする女のように、恐れに取りつかれて弱くなります。
42 モアブは、もはや国ではありません。 神様に大きな口をたたいたからです。
43 「モアブよ、恐れと罠と裏切りが、おまえの分け前になる。
44 逃げる者は落とし穴に落ち、そこからやっとはい上がったかと思うと、今度は罠に足をはさまれる。 わたしは、おまえがどんなにもがいても脱出できないように、目を光らせる。 おまえの刑罰の時がきたのだ」と、神様は言います。
45 彼らは、やっとの思いでヘシュボンまで逃げのびますが、それ以上は行けません。 シホンの先祖の土地であるヘシュボンから火が出て、国の端から端までなめ尽くし、反逆者たちをみな焼き殺します。