9 神様はまた、私にお語りになりました。 わたしは、ユダとエルサレムの住民の間に、わたしに対する陰謀のあることを知った。
10 彼らは先祖の道にあと戻りし、わたしの命令をやぶり、偶像を拝んだ。わたしが彼らの先祖と結んだ契約を破棄したのだ。
11 だから、彼らに災いを下す。 それから逃げることはできない。 あわれみを叫び求めても、わたしは耳を貸さない。
12 そこで彼らは、偶像の前で香をたいて祈る。 だが、そんなことをしても、悩みと絶望からは救われない。
13 ああ、わたしの国民よ。 おまえたちの神々は掃いて捨てるほどあり、バアルに香をたく恥の祭壇は、エルサレムのどの通りにもある。
14 だからエレミヤよ、もう、この国民のために祈ってはならない。彼らのために、泣いたり嘆願したりしてはならない。 わたしは、彼らが最後の土壇場になって助けを求めてきても、耳をふさぐことに決めた。
15 わたしの国民は、どんな権利があって、わたしの宮に来るのか。 おまえたちは裏切り者で、ほかの神々を拝んできた。 おまえたちのいろいろな約束やいけにえが、今になって、滅びの運命をいのちと喜びに変えることができようか。