13 その時、神様はこう言いました。 たとい異教の国民の間でも、こんなことを聞いた者はいない。 考えただけでぞっとするようなことをわたしの国民がしたのだ。
14 レバノン山頂の雪は決してとけず、ヘルモン山から流れ下る冷たい水は、決してかれない。
15 これらのものは、いつもあてにできる。 ところがわたしの国民ときたら、全くあてにならない。 彼らはわたしを置き去りにして、むなしい偶像のもとに走った。 昔からの正しい道をはずれ、罪のどろ沼に迷い込んだ。
16 そのため、国は荒れ果て、そこを通る人は思わず息をのみ、あまりにもすさまじい光景に驚いて頭を振る。
17 わたしはわたしの国民を、東風がちりを巻き上げるように、敵の前でまき散らす。 彼らがどんなに悩んでも、知らぬ顔を決め込み、彼らの苦しみを心にかけない。
18 すると、人々はこう相談しました。 「さあ、エレミヤを殺してしまおう。 われわれには、祭司や学者、それに預言者がついている。やつの忠告なんかいらない。 二度とわれわれに不利なことをしゃべり、われわれを苦しめないように、やつの口を封じよう。」
19 ああ神様、私を助けてください。 彼らが私にどんなことをしようとしているか、見てください。