エレミヤ書 2:2-9 JLB

2 さあ、出かけて行って、エルサレムの町の通りで、次のように大声で語れ。 わたしは、ずっと昔、おまえがまだ若い花嫁だったころ、わたしを喜ばせようとしてどんなに尽くしてくれたか、また、わたしを愛し、一本の草木も生えていない砂漠でさえも、わたしについて来てくれたことを覚えている。 

3 そのころ、イスラエルはきよい民、わたしの初子だった。 これに害を加える者はだれでも犯罪人とみなされ、これに触れる者には大きな災いが降りかかったものだ。

4-5 ああ、イスラエルよ。 おまえの先祖は、どうしてわたしを置き去りにしたのか。 わたしのどこが、いけなかったのか。 わたしに背き、偶像を拝むなど、全くばかげている。 

6 彼らは、自分たちをエジプトから無事に連れ出し、だれも住まず、足も踏み入れない砂漠と岩の地、乾ききった死の地である荒野を導きとおしたのが、主であるこのわたしであったことに、目をつぶっている。 

7 わたしは彼らを、実り豊かな地に連れて入り、そこの祝福をぞんぶんに味わわせた。 ところが、彼らはそこを罪と腐敗の地に変え、わたしの相続地を汚した。 

8 祭司でさえ、神のことなどそっちのけにし、裁判官もわたしを無視した。 指導者連中はわたしに盾をつき、預言者はバアルを拝み、くだらないことで時間をつぶした。

9 だが、まだおまえたちをあきらめたわけではない。 わたしに立ち返るようにと、根気よく、何度でも説得する。 のちのちの子孫の時代になっても、同じようにする。