エレミヤ書 2:28-34 JLB

28 どうして、手作りの神々に願をかけないのか。 危険が近づいたら、彼らに助けてもらえばいい。 ユダの町の数ほども神々をかかえているのだから。 

29 おまえたちはみな反逆者だ。 なぜわたしと言い争うのか。 

30 おまえたちの子らを懲らしめてみたが、むだだった。彼らは、いっこうにわたしに従おうとしない。 おまえたち自身も、ライオンが獲物を殺すように、わたしの預言者たちを殺した。

31 ああ、わたしの国民よ、神のことばに耳を傾けよ。 わたしはイスラエルに、何か不正をしただろうか。 彼らにとって、暗やみにおおわれた地のようであっただろうか。 なのにどうして、わたしの国民は「これでやっと、神様から自由になれた。 神様とは、もう二度とかかわりになりたくない」と言うのか。 

32 どうして、こんなにも簡単に神を捨てることができるのか。 おとめは、自分のたいせつな宝石を忘れはしない。 どんな花嫁も、結婚衣装を隠すようなばかなまねはしない。 ところがどうだ。 わたしの国民は、最も貴重な宝であるわたしを、長いあいだ忘れたままでいる。

33 おまえたちは恋人を手に入れるためには、なんと念入りで巧みな計画を立てることか。 そのやり方は、腕ききの売春婦でさえ、学ぶところが多いというものだ。 

34 着ている物には、罪のない貧しい人の血がついている。 おまえたちは理由もなしに、ずうずうしくも人殺しをやってのける。