エレミヤ書 26:13-19 JLB

13 もし、あなたがたが罪を犯すのをやめ、神様に従うなら、神様はすでに宣告ずみのいっさいの刑罰を思いとどまるでしょう。 

14 私は無力で、しかも、あなたがたの手中にあります。 煮るなり焼くなり、好きなようにしてください。 

15 ただし、ひと言だけいっておきますが、もし私を殺したら、罪のない者のいのちを奪ったことになります。 その責任はあなたがたと、この町、またここの全住民がとらなければなりません。 というのは、神様は確かに、あなたがたの聞いたことを残らず話すようにと、私にお命じになったからです。」

16 これを聞いて、役人をはじめ人々は、祭司と偽預言者に言いました。 「この男は死刑にあたらない。 神様の名によって語ったのだから。」

17 その時、知恵のある何人かの老人が立って、全員に話しかけました。

18 「この決定は正しいと思う。 以前、モレシェテ人ミカがユダ王朝の王ヒゼキヤの時代に、『神様が、この丘は平地の畑のように耕され、エルサレムの都は石の山となり、いま大きな神殿の建っている山頂は森になると言う』と預言しました。 

19 ところで、その彼を、ヒゼキヤ王と国民は殺したでしょうか。 反対です。 彼らは悪から離れ、神様を拝み、神様のあわれみをひたすら求めました。 それで神様は、予告しておいた恐ろしい刑罰を下すことを思いとどまったのです。 もし私たちが、神様のお告げを伝えたからというのでエレミヤを殺せば、どんな仕返しをなさるかわかりません。」