1 その同じ年、ユダ王朝のゼデキヤ王の治世の第四年の七月のある日、アズルの子でギブオン出身の偽預言者ハナヌヤが、神殿の中で私に挑戦しました。 祭司全員と人々が聞いている前で、きっぱり断言したのです。
2 「イスラエルの神様である天の軍勢の主は、こう言っています。 わたしは、おまえたちの首からバビロン王のくびきをはずした。
3 二年以内に、ネブカデネザルがバビロンへ運び去った神殿の宝物を、ぜんぶ持ち帰る。
4 また、エホヤキムの子でユダ王朝の王エコヌヤと、バビロンに移された捕虜全員を連れ戻す。 わたしは必ず、バビロン王がおまえたちの首にかけたくびきをはずす。」
5 これを聞いたエレミヤは、祭司と人々の前で、ハナヌヤに言いました。
6 「アーメン。 あなたの預言どおりになりますように。 全く、神様があなたの言ったことをぜんぶ実現して、神殿の宝物を、愛する同胞といっしょにバビロンから取り戻してくだされば、それほどけっこうなことはない。
7 しかし今は、ここにいる人たちの前ではっきりさせておこう。