エレミヤ書 3:6-12 JLB

6 ヨシヤ王の時代に、私に次のような神様のお告げがありました。おまえは、イスラエルのしていることを見たか。 ほかの男に体を許すみだらな妻のように、イスラエルはすべての丘の、すべての木の下で、ほかの神々を拝んできた。 

7 いつかはわたしのもとへ帰り、わたしのものになってくれると思っていたのに、とうとう帰って来なかった。 しかも、不真実な妹のユダも、イスラエルがのべつ神に逆らっているのを見た。 

8 ユダのほうは、わたしが背信のイスラエルを離縁したのを見ていながら、少しも気にかけなかった。 それどころか、自分でもわたしを置き去りにして、淫行に身を委ねてしまった。彼女もまた、ほかの神々を拝んだのだ。 

9 しかも、彼女にとって、木や石で作った偶像を拝むことは、三度の食事をとるように簡単なことだった。 そのため、国中がひどく汚れた。 

10 あとになって、この背信の女は、涼しい顔をしてわたしのところへ帰って来た。 彼女の悲しみはただの演技だったのだ。 

11 事実、背信のイスラエルのほうが裏切り者のユダより、いくらかはましだ。

12 だから、出かけて行って、イスラエルにこう言え。 ああ、罪深いわたしの国民イスラエルよ、もう一度、わたしのもとへ帰って来るがよい。 わたしはあわれみ深い。 いつまでも怒っているわけではない。