5 「彼は陛下をバビロンへ連れて行き、死ぬまで牢に入れておきます。 どうして、この事実を素直に認めないのですか。 勝てるはずはありません。 今、降伏しなさい。」 エレミヤは口をすっぱくして言いました。
6-7 その時、神様からエレミヤに次のお告げがありました。 まもなく、シャルムの子ハナムエルが来て、アナトテにある畑を買ってくれと頼む。 おまえはいとこで、法律によると、それを買う優先権があるからだ。
8 はたしてハナムエルは、そのとおり、牢にいるエレミヤを訪ね、こう頼みました。 「ベニヤミンの地のアナトテにある、私の畑を買ってくれないか。 法律によると、君にそれを買う優先権があるんだ。」 私は、彼の言うことがまちがいなく主から出たことを知りました。
9 そこで畑を買うことにし、ハナムエルに銀貨十七枚を払いました。
10 ちゃんと証人の前で契約書に署名した上で封印し、支払いをすませたのです。
11 それから、さまざまの規約を記した封印された証書と、封印されていない写しを受け取り、
12 いとこのハナムエルと証書に署名した証人との前で、看守に見守られながら、その証書をマフセヤの子ネリヤの子であるバルクに渡しました。