エレミヤ書 6:14-21 JLB

14 傷などどこにもない、と言ったからとて、傷が治るわけではない。 戦争で上を下への大騒ぎだというのに、平和だと言いはる。 

15 わたしの国民は、偶像を拝んで、恥ずかしいと思っただろうか。 とんでもない。 顔を赤らめさえしなかった。 それで、彼らは死人の間に転がり、わたしの憤りの下敷きになって死ぬ。

16 ところが、それでもなお、神様はあなたがたに訴えます。 ずっと昔おまえたちが歩いていた、神を恐れる幸いな道を探し出し、その道を歩け。 そうすれば、たましいに安らぎがくる。 だがおまえたちは、「いや、その道は通りたくない」と答える。 

17 わたしは見張りを立て、「ラッパの音に注意せよ。 危険が近づいた合図だ」と警告した。 だがおまえたちは、「いや、そんなものに注意する必要なんかない」と言い返した。

18-19 だから、今こそ宣言する。 全地よ聞け、遠い国々もエルサレムのわたしの国民も聞け。 わたしはこの国民に災いをもたらす。 というより、むしろ彼ら自身が災いを招いたのだ。 わたしの言うことを聞こうとしなかった罰だ。 彼らはわたしの戒めをはねつけた。

20 今になって、シェバの香り高い香をわたしの前でたいても、何の役にも立たない。 高価な香はしまっておけ。 おまえたちの供え物を受け入れるわけにはいかない。 それらのものは、もはやわたしにとって良い香りとはならない。 

21 わたしは彼らの道につまずきの石を置く。 父や子はつまずき、隣人や友人も共に倒れる。