3 「彼らは舌を弓のように曲げ、不真実という矢を射る。 正しいことには縁もゆかりもない者で、悪から悪へと進み、わたしのことなどいっこう心に留めない」と、神様は言います。
4 隣人や兄弟に気をつけなさい。 だれもかれも互いにつけこもうとし、まことしやかに嘘を並べ立てるからです。
5 彼らは、よく訓練された舌で、互いにだまし合い、罪を犯し続けて、自分をすり減らします。
6 「彼らは悪に悪を、偽りに偽りを積み重ね、絶対にわたしのところへ来ようとしない」と、神様は言います。
7 そのため、天の軍勢の主は、さらにこうつけ加えます。 「わたしは彼らを悩みの炉に入れてとかす。 彼らを精錬し、金属のように試す。 これ以外にどんなことができよう。
8 彼らの舌は毒矢のような嘘を射る。 口先ではおじょうずを言うが、心の中では相手を殺そうとたくらむ。
9 この事実に目をつぶり、罰しないで放っておけるだろうか。 このような国に復讐しないでおれようか。」