伝道の書 9:1-8 JLB

1  私は注意して、次のことも調べてみました。 神様を敬う人も知恵のある人も、神様のご計画の中にあるということです。 はたして神様が自分をひいきにしてくださるかどうかは、だれにもわかりません。 何もかも偶然の組み合わせなのです。 

2-3 善人であろうが悪人であろうが、宗教の有無を問わず、神様をののしる者であろうが敬う者であろうが、どんな人も、同じ摂理で動かされています。 すべての人に同じ結末がくるとは、なんと不公平でしょう。 だからこそ、人は正しく生きようとはせず、むしろ、気違いじみた道を選ぶのです。 待ちかまえているのは死だけですから、希望などありません。

4  生きている人にだけ、希望があります。 「死んだライオンより、生きている犬のほうがましだ」と言われるとおりです。 

5 生きている者には、少なくとも、自分は死ぬという自覚があります。 ところが、死んだ者は何一つわからないのです。 記憶さえありません。

6 愛したこともねたみ憎んだことも、とっくの昔に消えてなくなり、もはやこの地上には、一つも分け前がないのです。 

7 だから、食べて、飲んで、愉快にやるに限ります。 そうしたからといって、神様にはどうということはないのです。 

8 かぐわしいオーデコロンを振りかけ、すてきな服を着なさい。