20 名前はゼブルン〔「贈り物」の意〕にしました。 彼女が、「神様はあの人がいちばん喜ぶ贈り物をくださったわ。 六人も男の子を産んだのですもの、今度こそ、あの人も私をたいせつにしてくれるでしょう」と言ったからです。
21 そのあと、今度は女の子が生まれました。 名前はディナです。
22 神様はラケルを忘れたわけではありません。 ラケルの苦しみを見て、祈りに答え、男の子をお与えになりました。
23-24 男の子が生まれた時、彼女は、「神様は私の恥をすすいでくださったわ」と言い、ヨセフ〔「もう一人、子供が授かるように」の意〕と名づけました。 「男の子をもう一人授けてください」と願ったからです。
25 ヨセフが生まれてしばらくすると、ヤコブは出し抜けにラバンに言いました。 「そろそろ国へ帰りたいんですがね。
26 もちろん妻と子供たちもいっしょです。 どんなものでしょう。 それだけのことはしたつもりですよ。 こんなに長い間、お義父さんのために身を粉にして働いたんですからね。」
27 「そんなこと言わず、ここにいてくれないか。 実はな、占い師に見てもらったんだ。 そしたら、わしがこんなに恵まれてるのは、全部おまえのおかげだと言うじゃないか。