4 ヤコブはラケルとレアに使いをやり、自分がいま群れを飼っている所まで来るように言いました。
5 そこで相談するためです。「お義父さんの様子が近ごろどうも変なのだ。 だが心配することはないぞ。 きょう、ご先祖の神様のお告げがあったのだ。
6 おまえたちも知っているように、私はお義父さんのために、今まで一生けんめい働いてきた。
7 ところが、お義父さんのほうじゃ、私のことなどちっとも考えてくれない。 給料のことだって、何度も何度も約束を破ったしな。 これまで無事にやってこれたのは、ひとえに神様が助けてくださったおかげだと思うよ。
8 ぶちの群れを私にくれると言えば、ぶちの子ばかり生まれた。 それを見て気が変わり、しまのついているのを取れと言うと、生まれる羊は全部しまがついていた。
9 ま、お義父さんには気の毒だったが、こういうふうに、神様が私を豊かにしてくださったのだ。
10 あれは、家畜の群れが交尾する時期だったな。 夢を見たんだ。その中で交尾している雄やぎは、しま、ぶち、まだらのものばかりだった。