6 彼は心の内に言う、「わたしは動かされることはなく、世々わざわいにあうことがない」と。
7 その口はのろいと、欺きと、しえたげとに満ち、その舌の下には害毒と不正とがある。
8 彼は村里の隠れ場におり、忍びやかな所で罪のない者を殺す。その目は寄るべなき者をうかがい、
9 隠れ場にひそむししのように、ひそかに待ち伏せする。彼は貧しい者を捕えようと待ち伏せし、貧しい者を網にひきいれて捕える。
10 寄るべなき者は彼の力によって打ちくじかれ、衰え、倒れる。
11 彼は心のうちに言う、「神は忘れた、神はその顔を隠した、神は絶えて見ることはなかろう」と。
12 主よ、立ちあがってください。神よ、み手をあげてください。苦しむ者を忘れないでください。