詩篇 116 JA1955

第116篇

1 わたしは主を愛する。主はわが声と、わが願いとを聞かれたからである。

2 主はわたしに耳を傾けられたので、わたしは生きるかぎり主を呼びまつるであろう。

3 死の綱がわたしを取り巻き、陰府の苦しみがわたしを捕えた。わたしは悩みと悲しみにあった。

4 その時わたしは主のみ名を呼んだ。「主よ、どうぞわたしをお救いください」と。

5 主は恵みふかく、正しくいらせられ、われらの神はあわれみに富まれる。

6 主は無学な者を守られる。わたしが低くされたとき、主はわたしを救われた。

7 わが魂よ、おまえの平安に帰るがよい。主は豊かにおまえをあしらわれたからである。

8 あなたはわたしの魂を死から、わたしの目を涙から、わたしの足をつまずきから助け出されました。

9 わたしは生ける者の地で、主のみ前に歩みます。

10 「わたしは大いに悩んだ」と言った時にもなお信じた。

11 わたしは驚きあわてたときに言った、「すべての人は当にならぬ者である」と。

12 わたしに賜わったもろもろの恵みについて、どうして主に報いることができようか。

13 わたしは救の杯をあげて、主のみ名を呼ぶ。

14 わたしはすべての民の前で、主にわが誓いをつぐなおう。

15 主の聖徒の死はそのみ前において尊い。

16 主よ、わたしはあなたのしもべです。わたしはあなたのしもべ、あなたのはしための子です。あなたはわたしのなわめを解かれました。

17 わたしは感謝のいけにえをあなたにささげて、主のみ名を呼びます。

18 わたしはすべての民の前で主にわが誓いをつぐないます。

19 エルサレムよ、あなたの中で、主の家の大庭の中で、これをつぐないます。主をほめたたえよ。