詩篇 34 JA1955

第34篇

1 わたしは常に主をほめまつる。そのさんびはわたしの口に絶えない。

2 わが魂は主によって誇る。苦しむ者はこれを聞いて喜ぶであろう。

3 わたしと共に主をあがめよ、われらは共にみ名をほめたたえよう。

4 わたしが主に求めたとき、主はわたしに答え、すべての恐れからわたしを助け出された。

5 主を仰ぎ見て、光を得よ、そうすれば、あなたがたは、恥じて顔を赤くすることはない。

6 この苦しむ者が呼ばわったとき、主は聞いて、すべての悩みから救い出された。

7 主の使は主を恐れる者のまわりに陣をしいて彼らを助けられる。

8 主の恵みふかきことを味わい知れ、主に寄り頼む人はさいわいである。

9 主の聖徒よ、主を恐れよ、主を恐れる者には乏しいことがないからである。

10 若きししは乏しくなって飢えることがある。しかし主を求める者は良き物に欠けることはない。

11 子らよ、来てわたしに聞け、わたしは主を恐るべきことをあなたがたに教えよう。

12 さいわいを見ようとして、いのちを慕い、ながらえることを好む人はだれか。

13 あなたの舌をおさえて悪を言わせず、あなたのくちびるをおさえて偽りを言わすな。

14 悪を離れて善をおこない、やわらぎを求めて、これを努めよ。

15 主の目は正しい人をかえりみ、その耳は彼らの叫びに傾く。

16 主のみ顔は悪を行う者にむかい、その記憶を地から断ち滅ぼされる。

17 正しい者が助けを叫び求めるとき、主は聞いて、彼らをそのすべての悩みから助け出される。

18 主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる。

19 正しい者には災が多い。しかし、主はすべてその中から彼を助け出される。

20 主は彼の骨をことごとく守られる。その一つだに折られることはない。

21 悪は悪しき者を殺す。正しい者を憎む者は罪に定められる。

22 主はそのしもべらの命をあがなわれる。主に寄り頼む者はひとりだに罪に定められることはない。